百聞は一見に如かず

 私は、去る3月25日から31日までロサンゼルス、グランドキャニオン、ラスベガスを6泊7日の視察旅行をする機会を得ました。
 港湾の開発の仕方・あり方、観光開発やリタイヤ(55歳以上)向けコミュニティ住宅開発等大変勉強になり、見聞を広めることができました。
1.ロングビーチ市の議場と議会制度の視察研修、ロングビーチ港湾・ロサンゼルス港湾の視察研修
2.ロサンゼルス日本領事館で総領事との懇談(アメリカの現況が一部理解できました)
3.グランドキャニオンの世界自然遺産と環境保護と観光推進の視察
4.ラスベガス市の議場と議会制度、コンベンションの誘致・観光開発・リタイヤ住宅の視察研修。フーバーダムの視察。

(ラスベガスは、飛行場とダウンタウンは5〜20分の近距離。離発着は随時の24時間都市です。近年はカジノはもとよりコンベンションの誘致に力を入れているとのこと。中央通りのストリップストリートは24時間の不夜城街。年間4,400万人の往来があります。その水と電気はフーバーダムのもの(一部火力発電による)です。)

統合庁舎建設と「署名の重み」

 射水市統合庁舎建設問題については、今議会でも議論がされました。統合庁舎建設の是非、建設場所、規模については、射水市の将来展望に立ったまちづくりをしていく上で、極めて重要であります。今後、議会を二分するくらいの激しいやり取り、激論が戦わされるものと思います。
 地元沖塚原自治会(会長岸 正俊氏)からは、予てから沖塚原地区に統合庁舎の誘致について伺っており、市へ要望書を提出したいとのことでした。過日、市長のタウンミーティング時でも当該自治会長が口頭で要望されました。

 私は、自治会長さんから誘致の要望書を市長並びに議長に提出しますと伺って、要望書だけだと思っておりました。ところが、この度、沖塚原地区への統合庁舎誘致の件について市長、議長宛に提出されました正式な要望書は、沖塚原自治会員の全世帯100世帯の当主の自筆署名、押印がされている署名簿を添付されての提出でした。沖塚原自治会総意の下での要望であり、私はその熱意と努力に深く敬意を表すると共に地元議員として署名の重さ、ことの重大さと責任の重さに身の引き締る思いでした。沖塚原への統合庁舎誘致については、その熱意に応えられるよう微力ですが議会で発言し努力していくことをお誓い申し上げます。
 私は、統合庁舎建設は色々で様々な要素を加味して万人が折り合え、妥当と認める地域に最終的には万機公論にて決定していくべきであろうと考えています。

「一秒の世界」

 一秒間の世界、「あっ」という間の1秒の世界にどんなことがおきているのであろうか。「1秒の世界」(山本良一編著ダイヤマンド社)を読むと人生の考え方が少し変わってくるのではなかろうか。
 石炭、石油などの化石燃料を大量に消費することによって、1秒で762トン、39万?の二酸化炭素が排出されている(2001年推計値から)。これは、1950年比4倍以上の排出量で、平均体育館の容積(1万2千?)で計算すると32棟分に相当します。このうち約半分の384トンが吸収されずに蓄積され続け、大気中の二酸化炭素濃度が上昇し、このことが、地球温暖化の最大の原因になっていると言われています。この大気中に蓄積された二酸化炭素の削減をどのようにしていくか、人類の英知がためされているのではないか。
 世界の人口は、1秒で4.2人が生まれ、1.8人が亡くなって、差引き2.4人が増えている。1日で20万人が増えている計算になる。2005年で約65億人、2015年には70億人に達するのではないかと言われています。空気と水と食料はどうなるのであろうか。70億人を賄えるのであろうか。
 こうしてパソコンのワードに入力している間に、地球は太陽のまわりを秒速29.8kmの猛烈なスピードで飛んでおり、太陽のまわりを1年かけて1周します。その太陽系の惑星(地球含む)は、太陽系の銀河系(乙女座銀河団)の中心のまわりを秒速220kmのスピード(どんなスピードか分かりません。1時間に地球と月を10往復できるスピードだそうです)で飛んでおり、そのスピードで2億年もかけて1周するそうです。この宇宙にはこのような銀河系が約2000億個あるそうです。宇宙の謎、不思議、神秘・・・・。
 まぁ、気が遠くなりそうですが1秒の現実の世界です。地球が誕生したのが46億年前。人類が誕生したのが16万年前。地球そして動植物の誕生の神秘と偶然と摩訶不思議、その動植物が人間の文明のお陰でと言うかせいで動植物が7分に1種が絶滅している。宇宙の悠久な空間と時間に比べると人間の存在は微塵であり、その一生はアッという間の一瞬です。だから、人間の命は尊いし、時間は貴重であり、人類は永遠の営みとして子孫を残し次世代にバトンを渡していく。どんな環境で引き渡せるかが問題であるが・・・・・。

                                             東保 力記

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